箒の呪力と産屋の民俗(箒神・出産の禁忌・掃部職の語源)

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箒(ほうき)の呪術的力:悪しき物を掃き清める・悪客を追い出す(逆さ箒)。箒神(ははきがみ):出産・産業・清掃を司る神。伊勢神宮内宮の矢乃波波木神(やのははのきのかみ)。産屋に入り込む蟹を箒で掃いた神話(ウガヤフキアエズの誕生の縁起)。「掃部(かにもり→かもん)」という宮中の掃除職の語源が箒で蟹を払ったことにある。老いた箒の結び目を解かずに捨てると障りがあるという禁忌。箒草(ホウキグサ)が中国原産であることとの関連。
◆ 其の十一(スレ11)>>594–600
▌594 名前が無い程度の能力 ID:B9kUd0OM0 スレッドで見る →
走屍、とか言った気がするけど、
荼毘に付す前の死体が起き上がって動き出すっていう話があったな
対処法としては、箒(箒草で作る)で叩くらしいが、
響子が芳香にアドバンテージをもったりはしないだろうな、キョンシーだし

しかしなんで箒なんだろう、やっぱり「悪いものを払いだす」とかそういう意味合いなのかな
▌595 名前が無い程度の能力 ID:GdHsH2A20 スレッドで見る →
ホウキグサって中国原産だったのね、むこうでもホウキの材料にしていたとは初耳
たしかにホウキとして扱いやすく、田舎の庭ではかっては毎年栽培されていたよ
▌596 名前が無い程度の能力 ID:wLfC/l/60 スレッドで見る →
>>594
物を掃き清めたり、或いは集めたりするところから
御幣のように悪しき物から清めたり、また紙を宿す神座になったりする力があるそうだ
早く帰って欲しい人が居た時に箒を逆さまに置いたりするのも
箒の持つ掃き出す呪力を応用したもの
▌597 名前が無い程度の能力 ID:9ITc8fxo0 スレッドで見る →
箒神(ははきがみ)か 出産や女性を守る神様だな
箒を逆さに立てておいたり、古くなった箒の結び目を解かずに捨てたりすると
障りがあるらしい 民間信仰のそれは「ははのき」というシャレや験担ぎかもしれないけど
伊勢神宮内宮の矢乃波波木神という産土神とも関連が有るらしいが……
▌598 名前が無い程度の能力 ID:reYevSu60 スレッドで見る →
小泉八雲の漫画を思い出した
あれ続編でないのかなー
▌599 名前が無い程度の能力 ID:V5qmB5GI0 スレッドで見る →
>>597
出産のほか、富や福を集め、あと伊勢神宮境内の清め掃除を司る神さまだとか
熊手にも福をかき集める信仰があったようなと思いついて、
酉の市の熊手について調べたら、有名な久喜の鷲宮神社(お酉さまの総本山だと)経由で、
高天原の神々や、大国主や、出雲国造の神々や祖にまで遡れた
さらには土師氏(埴生、土師器、鷲宮の名の起こり)の神や祖や一族から、
浅草寺や三社祭にまでたどり着けた
そして浅草寺の観音様は、上にも出て来る3月18日、つまり神主の誕生日が御縁日w 

うーん・・・神さまや氏族や歴史っていろいろ複雑だけど面白いものだな
▌600 名前が無い程度の能力 ID:J96gMygE0 スレッドで見る →
出産と箒といえば、お馴染みの鵜草葺不合さん
産屋に入り込んでくる蟹を天忍人が箒で掃いたことから
宮中の掃除などを担当する官職が掃部と書いて「かにもり」
後世には転訛して「かもん」と読んだ
蟹も出産との関わりが色々とあって面白い題材だったりする

天若日子の神話では鷺が箒を葬礼の道具として持つ
>>594の話と関係があるのかもしれないが
果たして生前の若日子にそっくりな阿遅志貴高日子根が現れる
しかし若日子と間違われたことに怒って喪屋を破壊して去る
壊れた喪屋が美濃の山に変じたとされるところから考えるに
不慮の死をとげた若日子の霊を封印したと解釈することもできるだろう
高日子根については>>543が詳しい

信濃には箒木という不思議な樹木の伝説がある
けして近づくことのできない蜃気楼のような木であるという
同名の実在する植物は箒の材料となる。ちなみに学名はKochia(コキア)
神霊廟体験版ではいまのところ早苗が自機となっている必然性が見えてこないが
4面以降でストーリーにどう関わってくるのか楽しみである