中国の役人の腐敗っぷりは科挙の時代から続く歴史的伝統によるものだ……なんて聞くね
日本ではどうだったんだろうか、紀貫之が土佐で大儲けして帰ってきたなんて話は知らないけど
贈収賄の文化史(受領制度・付け届け文化・汚職概念の近代的再定義)
メタ・雑談 › 歴史的背景
メタ・雑談
平安の受領(ずりょう)が任国で私腹を肥やすことが制度として正常化していた経緯。「付け届け」が近世まで慣行・文化として機能し汚職ではなかった経緯。明治以降の汚職概念の近代的再定義(西欧的腐敗観の輸入)。中国の「慣行としての贈答文化」との比較。
◆ 其の二十七(スレ27)>>595–608
たとえば
受領はもうかる官職だ、みたいな認識は当時の同世代人ですらあっただろう
受領はもうかる官職だ、みたいな認識は当時の同世代人ですらあっただろう
悪代官なんてのはほぼ時代劇の中だけで、実際は私服肥やすとか無理無理カタツムリだったってどっかで聞いたことがある
平安貴族の奥州への転属は左遷というよりむしろ
金山が豊富なので逆においしい話だったという話は聞いたことあるな
金山が豊富なので逆においしい話だったという話は聞いたことあるな
国司が貴族から礼物もらって国司免状を出していたのは汚職でいいのか?
あと寄進地系荘園も賄賂っぽいところあるけど何か感覚的には微妙、でも結果的には国の税収が減るし…
なんか汚職の定義が曖昧な時代だから、これだというのは難しいな
あと寄進地系荘園も賄賂っぽいところあるけど何か感覚的には微妙、でも結果的には国の税収が減るし…
なんか汚職の定義が曖昧な時代だから、これだというのは難しいな
江戸時代は役職によっては賄賂がっぽりだよ
付け届けの多いところは給与の何倍もの収入が生じた
ただ、賄賂自体はごく自然な行為だったのでそれが汚職なのかどうかは判断に困る
付け届けの多いところは給与の何倍もの収入が生じた
ただ、賄賂自体はごく自然な行為だったのでそれが汚職なのかどうかは判断に困る
「賄賂は文化」だったという事かぁ
贈る側・贈られる側はそれが当たり前と思っていたとして
では贈らなかったので位が抜かれた・贈っても額が少なくて抜かれた側はどう思ってたんだろう
やっぱり悔しがったのかな、それとも「賄賂は文化」だから抜かれても仕方ないと思ったのかな
贈る側・贈られる側はそれが当たり前と思っていたとして
では贈らなかったので位が抜かれた・贈っても額が少なくて抜かれた側はどう思ってたんだろう
やっぱり悔しがったのかな、それとも「賄賂は文化」だから抜かれても仕方ないと思ったのかな
でも確か田沼意次とかはその汚職が原因で人気が無かったような
平安ぐらいまで行くと、自分の娘を天皇に嫁がせて権力握るのは正攻法だったけど
平安ぐらいまで行くと、自分の娘を天皇に嫁がせて権力握るのは正攻法だったけど
「上からもらえる予算・給与が足りない(あるいは全く出ない)」
って状況があったりもするんで現代で云えば手数料みたいな
感覚なのかも>賄賂・付け届け
中国の清代には地方の長官が汚職に走らないようにってことで
本給と同じくらいの地方手当を支給してたそうな
(勤務地が北京になると昇進しても給与がガクッと減っちゃう)
って状況があったりもするんで現代で云えば手数料みたいな
感覚なのかも>賄賂・付け届け
中国の清代には地方の長官が汚職に走らないようにってことで
本給と同じくらいの地方手当を支給してたそうな
(勤務地が北京になると昇進しても給与がガクッと減っちゃう)
やっぱり力のある人には本人が望んでなくてもいろいろ人が集まってくるものです。
中国でも朝鮮でも日本でも良いポストに就いたお役人をもてなすのは豪商やら顔役と決まってます。
中国でも朝鮮でも日本でも良いポストに就いたお役人をもてなすのは豪商やら顔役と決まってます。
ちょっと発想を切り替えてね。
「なにかやってもらった」と考えれば「御礼として何かをお渡しする」というのは当然になるのよ。
そうならないというのは、「職務」に対して十分な「対価」が支払われている、という厳密な認識がまず必要。
そのうえ、「公」と「私」というものが峻別されてないといけない。
前近代社会は、そこまでかっちり分かれてないし、上で言われてるように、きちんと「対価」もらってるわけじゃない。
だから、自分のために何かしてもらったら、ちゃんとその御礼でお金を払う、というそういうシステムなのよね。
それを賄賂というかどうかは、微妙じゃないかな。
というか、賄賂っちゃ賄賂なんだけど、「お金の額で対応が決まるのが当然」と皆考えてれば、それは悪いことにならないよね。
職務として、すべきことが決まってるわけじゃないもの。
「なにかやってもらった」と考えれば「御礼として何かをお渡しする」というのは当然になるのよ。
そうならないというのは、「職務」に対して十分な「対価」が支払われている、という厳密な認識がまず必要。
そのうえ、「公」と「私」というものが峻別されてないといけない。
前近代社会は、そこまでかっちり分かれてないし、上で言われてるように、きちんと「対価」もらってるわけじゃない。
だから、自分のために何かしてもらったら、ちゃんとその御礼でお金を払う、というそういうシステムなのよね。
それを賄賂というかどうかは、微妙じゃないかな。
というか、賄賂っちゃ賄賂なんだけど、「お金の額で対応が決まるのが当然」と皆考えてれば、それは悪いことにならないよね。
職務として、すべきことが決まってるわけじゃないもの。
そう、それと受領だけど、受領はすごい儲かるよ。10世紀の国家体制変革以降は。
受領に徴税を一任するので、受領はその手腕で国からの税を取り、かつその税が全部ポケットマネーになる。
ただ、「公私」の区別が消滅してるから、そのポケットマネーで国家事業を回す。
「御所直す」とか「お寺作る」といったら、国ごとに負担が割り当てられて、その国の受領がポケットマネーで払うことになるのよ。
その意味で、受領は決して暴利を貪れるわけじゃない。
ちゃんと税が取れる手腕がないと破滅するし、下手に酷い政治をすると訴えられてちゃんとクビになる。
だから、受領になれるひとは「大国受領系の貴族」というある程度の集団になるのよね。
受領に徴税を一任するので、受領はその手腕で国からの税を取り、かつその税が全部ポケットマネーになる。
ただ、「公私」の区別が消滅してるから、そのポケットマネーで国家事業を回す。
「御所直す」とか「お寺作る」といったら、国ごとに負担が割り当てられて、その国の受領がポケットマネーで払うことになるのよ。
その意味で、受領は決して暴利を貪れるわけじゃない。
ちゃんと税が取れる手腕がないと破滅するし、下手に酷い政治をすると訴えられてちゃんとクビになる。
だから、受領になれるひとは「大国受領系の貴族」というある程度の集団になるのよね。
世の中は持ちつ持たれつってのが、いつの時代も集団生活の根底にあるからね
その一手段としての贈収賄なんて現代でも表に出てこないだけで大なり小なり行われてるし
権力のピラミッド構造を考えれば上位になるほど金が集約されるのも当然っちゃ当然なわけで
吸い上げた金の使い方が万民の為なら名君になるし、個人の為なら悪と見做される
集団生活って結局みんな公平であることを望むマルクス主義的な一面を有しているのかな
その一手段としての贈収賄なんて現代でも表に出てこないだけで大なり小なり行われてるし
権力のピラミッド構造を考えれば上位になるほど金が集約されるのも当然っちゃ当然なわけで
吸い上げた金の使い方が万民の為なら名君になるし、個人の為なら悪と見做される
集団生活って結局みんな公平であることを望むマルクス主義的な一面を有しているのかな
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