鬼の仏教的側面・鬼の性別(桃・ヤクシャ・荼吉尼天)

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桃の魔除け効果(生命力・女陰の象徴)と萃香が桃を食べることの解釈。鬼の性別の曖昧さ(「童子」の語源から来る中性的性格)。仏教のヤクシャ・羅刹・荼吉尼天などアジア由来の鬼神の系譜と藍(大明神)への言及。
◆ 其の壱(スレ1)>>426–443
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じゃあ空気読まずに別のこと聞いていいかな。
日本古来の鬼について調べたいんだけど、なにかいい本とかないかな・・・

とくに>>281の言ってる日本においての鬼≒祖霊みたいなのも知らなかったからすごい興味がある。

中国での鬼=霊ってのは知ってるけど、日本でのはイメージあくまで妖怪であって
それこそ桃太郎での鬼であったり赤い体に金棒持って悪事を働くイメージ。
>>192のいってることも興味がある。
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日本古来といえば日本書紀
いわゆる国津神のことを「邪しき鬼」と呼んでる
▌428 名前が無い程度の能力 ID:TxdO5X7U0 スレッドで見る →
>>426

鬼関係の基本図書といえば、ちくま文庫『鬼の研究』馬場あき子。
主要な鬼関係の説話には一通り触れられてるし、まあまあ読みやすい。
ただ著者が歌人なので、エッセイ寄り。
「事実だけ知りたい」人にはちょっとその辺の解釈がうるさいかも。
あと、能(謡曲ね)の話題が比率として多い。

んー、あとは……小松和彦編集の『怪異の民俗学』シリーズ4巻「鬼」。
このシリーズはバランスとれてて比較的オススメかな。いろんな文献からの寄せ集めだけど、
大体基本っていうか、要点は押さえられるように配慮されてる。
欠点は少々値が張ることくらいかね。

あとは、ちょっと俺の守備範囲では思いつかん。他の人まかせた!
▌429 名前が無い程度の能力 ID:b.v3ZKD.0 スレッドで見る →
緋想天で萃香が天界の桃を食いまくってたけど、大丈夫なのかな・・・

桃って邪を払ったり、鬼よけで有名なのに
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そうだな
鬼のくせに桃の香りがするといわれるほど食ってるわけだからな

つまり「桃」とはなにかの暗喩だと捉えるほうが正しいかも知れんな!
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桃の暗喩、それはどう考えても尻
つまり尻撃ちで鬼は倒せる
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>>429
仏教の鬼神になってくると事情が違うんだよな
この方々も日本の鬼と通じる部分があって
緋で呼れていたとおり、おそらく同一視されている
ついでに中国の鬼である白猿は桃が大好き
孫悟空のことは有名だな
日本の鬼は確かに桃を嫌うんだけど、大豆みたいに目をつぶしたり
鰯の頭みたいにスプラッタだったりするような描写は無い
人間が見てるわけでもないから好き勝手してたんじゃないかね
▌433 名前が無い程度の能力 ID:TxdO5X7U0 スレッドで見る →
桃に魔除けの効果があるのは、桃が生命力の象徴だったからだろ、たしか。
ありていに言えば女陰、つまり女性器を連想させる形である事からそう言われるんだし。

つまり、一番生命力盛んな”少女”である萃香は比較的平気なんだよきっと。
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そういや桃太郎は昔では桃から生まれたんでなくて
桃食って若返ったじいさんばあさんの子だって話だそうで
特別な桃とはいええらい生命力だね
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>>433
だが、ちょっと待って欲しい
鬼というのは中性的な妖怪だ
男も女も頭に"美"がつく上、彼らは異性に化けまくる
性格のほうも男は女性らしい繊細さ、女は男らしい豪快さを備える傾向にある
特に大江山の鬼神達は後ろに童子とくっついている
性的に成熟していない子供は性別の境界が非常に曖昧だ
萃香は幻想郷の少女たちに合わせて今の姿をとっていると考えられないだろうか
そもそもあんなに可愛い子が女の子であるわけは無い
▌436 名前が無い程度の能力 ID:aRSg3sxw0 スレッドで見る →
萃香をはじめ鬼には本来性別がないという説は面白いな
ある信仰体系の中で善玉にされてるか悪玉にされてるかの違いで
天使は男の子でも女の子でもないと解釈されることが多いのと同じようなものか
仏教の菩薩や天部にも性別があるのかよくわからんキャラが多い
しかしこの仮説をひとつの前提として考えると、幻想郷の住人で
ますます性別分化以前の存在ぽいのは妖精ではないか? とくにチルノとかw
▌437 名前が無い程度の能力 ID:hzup6fV60 スレッドで見る →
>>436
菩薩をはじめとして
仏教の多くの神仏は
性別を超越したものとされています。
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>>437
一応、性別はある
ただし観世音菩薩は例外
鬼神の本地となることが多いとこも興味深いな
▌439 名前が無い程度の能力 ID:T7Rvs6po0 スレッドで見る →
仏教の鬼神の元になってるのはヤクシャ(夜叉)ラクシャサ(羅刹)アスラ(阿修羅)あたりの
ヒンドゥーやそれよりさらに古い民族の神や精霊がベースだよね。
あと女性系の鬼神ではダーキニー(荼吉尼天)とか。これは稲荷信仰なんかにも影響してるね。
藍さまのスペカにもあったかな?本家ダーキニーの眷属は狐じゃなくて野干(ジャッカル)だったりするんだけど。
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あの世界、いわゆる鬼女は鬼とは別物として存在してるんかね。橋姫が天狗以下っぽい扱いだし
立烏帽子とか清姫はどのくらいの格付けされてんのかなー
▌442 名前が無い程度の能力 ID:5hR5AfNM0 スレッドで見る →
ミシャクジ様の呪いも超えた神主っていうのもある意味凄いけどな(アトラスで起きたらしい)。
まぁ、アレは地元の神様だしポジティブに紹介するよって言い聞かせたのかもしれないけど。

阿修羅がゾロアスターの最高神であると同時にシヴァがスリランカ仏教の悪魔(マハカーラ
サンニ・ヤカー)だったり、所変われば品変わるしね。
ライオンが日本にいないから狛犬になったり、ジャッカルが日本にいないから狐に変化したり。
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>>442
二行目言い聞かせたって知り合いじゃないんだから…

しかし将門公とかの話になると祟りがあるって普通に会話されるのは
ある意味日本的なのだろうか?
◆ 其の参(スレ3)>>33–39
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>>32
それ、元ネタは本当に聖天さんかもしれない
天部には十二天七曜八宿の他、非常に重要視される尊が居られてな
御名を呼ぶのもはばかって「聖天尊」とお呼びするんだ
ちなみに恐ろしいとされる天部の中でもダキニ天尊と並び最恐
古来より絶対的な利益と障碍をもって尊崇されている
数々の伝説を残されているがこれ以上は怖くて書けない
ググれ

決してマイナーな尊格じゃないんだが、上記の事情により滅多に名前が出ない
ただ、好きな人はとことん好きなので信仰の拠点はけっこう多い
▌34 名前が無い程度の能力 ID:D9C0SxjQ0 スレッドで見る →
>>33
おーマジか。
確かにこのあたりだと「聖天さん」以外に「聖天さま」って言ったりもするんだが。
「聖天山」→「聖天さん」→「聖天さま」って感じに変化したものとばかり。
でも、「聖天尊」って概念が下地にあるとするとこの過程を踏まなくても良いのか。
となると>>32で書いた「○○山」と「○○さん」の関係も意味が無くなるなー。
いやはや。面白いかなぁとは思ったんだがw

バス停の名前が「聖天山前」じゃなく「聖天前」ってなってるのもその関係なんだろうか。
単に名前が長いからっていうふうにも考えられなくも無いが。
しかしこんなスレにいるのに地元の信仰知らな過ぎてワラタ。勉強してくるぜ。
▌36 名前が無い程度の能力 ID:H1QD9Wls0 スレッドで見る →
関東でもそうだな
不動明王を祀る寺院の通称が○○のお不動さんになったりとか
○○聖天を名乗る寺院もけっこう多い
山崎聖天とか生駒聖天とか待乳山聖天とか

ちなみに信徒は一般的に聖天さまとか尊天と言ったりするらしい
▌39 名前が無い程度の能力 ID:swpX9OtU0 スレッドで見る →
聖天というとインドでいうガネーシャ、象さんのか