カトリックの聖人認定制度と聖ゲオルギウス(宗派横断的崇敬・カンタベリー詣で)

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聖人認定に奇跡2件が必要という制度(マザーテレサが19年・ジャンヌダルクが500年)。聖ゲオルギウス(ドラゴン退治の騎士)がカトリック・東方正教・英国国教会の宗派を超えて崇敬される稀な例。英国国教会がカトリックでもプロテスタントでもないという独自の立場。カンタベリー詣で(トマス・ベケット)と日本のお伊勢参りの比較。
◆ 其の十七(スレ17)>>640–640
▌640 名前が無い程度の能力 ID:OWLVPL1c0 スレッドで見る →
>>636
俺は一個人的に、この問題を歴史的にさかのぼると
8世紀にカトリック教会と東方正教会の分裂を招いた聖像禁止令問題
つまりキリスト教におけるイコンの普及に行き着くと考えている

中世キリスト教におけるイコンは、教会聖職者の教養の基本がラテン語
である状況下、ラテン語の通じない異国人、文字の読めない貧困層に
イエスの教えを視覚的に伝える手段として普及した

東方正教圏は先に聖像禁止令を出しておきながら後で撤回している
西欧のカトリック圏では宗教改革以降、ドイツ語聖書が普及したり
それなりにキリスト教の大衆化が進んだわけだが
異教徒や異民族と接する機会が多いスラブ圏の東方正教会では
けっこう長々とイコン文化が存続したらしい

これがバカにできんのは、旧ソ連が共産革命になると、キリスト教の
聖画や聖人像をそのまんま共産党の幹部に置き換えた物が普及したこと
さらにこの発想が、元々こういう形での肖像文化はなかったはずの
東洋の国である中国や北朝鮮やベトナムなどにも同じ共産圏の
プロパガンダ手段として伝授されている

そしてイランのイスラム革命では堂々とホメイニの肖像が掲げられた
まあイスラム圏でも国王や宗教指導者の図像化は禁じられていない
でも指導者の肖像を堂々と革命の象徴に掲げるのは
どー考えても共産圏の政権プロパガンダ手法の援用ではないのか

肖像の文化とは少し話題がずれるけれど
先にも述べた通りそもそも西洋ではギリシア彫刻のような写実美術が
主流だったが、東洋では中性的な仏像(しかも手が多数あったり)の
ように記号化、デフォルメされた美術が古くから発達してる
この辺も古代からの政治におけるイメージ活用の手法の違いに
いろいろ影響してるんじゃないかと思うが素人なんでうまく言えない