冤罪事件として有名なのが戦前アメリカ(1920年代)での「サッコ・バンゼッティ事件」かな
2人のイタリア系移民の無政府主義者たちを、過激思想を恐れる政府とイタリア人への民族的偏見を持つ世論とが、
よってたかって死刑台(電気椅子)へと送り込んだともされている事件(ただし、冤罪確定ではない)
アインシュタイン博士、ムッソリーニ首相をはじめとする人々による再調査・再審の請求は阻まれた
ずさん捜査もあって真相は今なお不明で、司法(有罪)と行政(冤罪)の評価は依然として正反対なまま
事件を題材とした映画「死刑台のメロディー」「サッコとバンゼッティの日記」ほかがある
冤罪問題と落書起請(サッコ・バンゼッティ・痴漢冤罪・推定有罪・中世の神裁き)
メタ・雑談 › 歴史的背景
1920年代アメリカのサッコ・バンゼッティ事件(イタリア系移民への政治的偏見で死刑)と日本の三鷹バス痴漢冤罪事件の比較。「推定有罪・悪魔の証明」問題。中世日本の「落書起請(みんなで投票して犯人を決める村の多数決)」「湯起請・鉄火起請(神裁き)」が中世自力救済の共同体倫理から来ていること。OJシンプソン事件における陪審制・人種問題との比較。
◆ 其の二十四(スレ24)>>21–53
小野悦男事件みたいに冤罪のヒーローになったあと殺人事件おこす奴もいたりして
真実を知らない人が安易に冤罪と騒ぎ立てるのも犯罪幇助になりかねない危うさがある
真実を知らない人が安易に冤罪と騒ぎ立てるのも犯罪幇助になりかねない危うさがある
人が人を裁くのは難しいという単純な命題に帰するなあ
江戸時代、町奉行所や火盗改が犯罪捜査にあたったが、当時としては精一杯の科学的知見は求めていた
中国で原書が書かれた捜査マニュアルを改訂した「無冤録」が必携とされ、捜査で活用された
「生前に焼かれたか、死後に焼かれたかは、気道や肺の煤の付き方でわかる(気道熱傷の有無)」
「水死者か、死後投げ込まれたかは、肛門の状態(ようするに尻子玉)を観察すれば良い(生活反応の有無)」
などなど、現代の科学捜査でもなお生きて活用されている知見が列挙されている
当時の司法役人も拷問にばかり頼っていた訳ではない
拷問はたとえ火盗改でも、老中の許可を得ずには行えない決まり(闇で行われた可能性はある)、
池波小説の小説やテレビの鬼平みたいにバッサバッサと斬り捨てる事は、犯罪に応じた特別許可なしでは出来なかった
(例外として、軽微な犯罪を即断する「手切仕置権」は承認されていた、現代の軽犯罪や悪質でない交通違反に相当する程度の罪)
江戸時代、町奉行所や火盗改が犯罪捜査にあたったが、当時としては精一杯の科学的知見は求めていた
中国で原書が書かれた捜査マニュアルを改訂した「無冤録」が必携とされ、捜査で活用された
「生前に焼かれたか、死後に焼かれたかは、気道や肺の煤の付き方でわかる(気道熱傷の有無)」
「水死者か、死後投げ込まれたかは、肛門の状態(ようするに尻子玉)を観察すれば良い(生活反応の有無)」
などなど、現代の科学捜査でもなお生きて活用されている知見が列挙されている
当時の司法役人も拷問にばかり頼っていた訳ではない
拷問はたとえ火盗改でも、老中の許可を得ずには行えない決まり(闇で行われた可能性はある)、
池波小説の小説やテレビの鬼平みたいにバッサバッサと斬り捨てる事は、犯罪に応じた特別許可なしでは出来なかった
(例外として、軽微な犯罪を即断する「手切仕置権」は承認されていた、現代の軽犯罪や悪質でない交通違反に相当する程度の罪)
前スレ以来の忠臣蔵(元禄赤穂事件)関連で、国際政治学関係の著書を思い出した
「戦前、戦争回避の為の日米交渉の失敗の日本側の原因のひとつとして、社会的文脈度の高さがある」
日本はかなり均質的な社会だから、社会的な認知や行動(=常識)が共有され、言語に拠るコミュニケーションは最後の手段
神子さんじゃないけど「みなまで言うな、言わずとも分かる」が日本であり、それが裏目に出たという説
言語による緊密なコミュニケーションが苦手で、何かあると相互に誤解を軋轢を生じケンカに至る
(こっちはこれほどに我慢しているんだ、なんだコイツらは?)しかし言葉には発しない状態に始まり、
(コイツ何を考えているんだっ!なんで分かってくれないんだっ!)の後、忠臣蔵で内匠頭が斬りつける台詞、
「この間の遺恨、覚えたかっ!」にたちまち通じる弱点がある、言葉になった時にはもう遅い
(だから彼の「遺恨」の具体的内容が今日でも分からないという)
こうして討ち入りとか真珠湾攻撃とかになる
日米貿易摩擦の時代、アメリカ側は「日本人は何を考えているか分からない、語ってくれない、
そしてある日、雪崩のように押し寄せてくる」と嘆いたそうだ
本音でとか腹芸とか腹を割ってとかとは、いかにも日本的で、言葉に拠らない状態からの切り替えのプロトコル
対してアメリカなど文化混在する社会では最初から社会的文脈度が低く、異質なもの同士が主張し議論しあい、
時には怒鳴り合うのが相互理解を深めるひとつの手段であり、それへの耐性が出来ているとも言われる
もちろん社会的文脈度の低い社会にもいろいろと問題があるらしいけれど
「戦前、戦争回避の為の日米交渉の失敗の日本側の原因のひとつとして、社会的文脈度の高さがある」
日本はかなり均質的な社会だから、社会的な認知や行動(=常識)が共有され、言語に拠るコミュニケーションは最後の手段
神子さんじゃないけど「みなまで言うな、言わずとも分かる」が日本であり、それが裏目に出たという説
言語による緊密なコミュニケーションが苦手で、何かあると相互に誤解を軋轢を生じケンカに至る
(こっちはこれほどに我慢しているんだ、なんだコイツらは?)しかし言葉には発しない状態に始まり、
(コイツ何を考えているんだっ!なんで分かってくれないんだっ!)の後、忠臣蔵で内匠頭が斬りつける台詞、
「この間の遺恨、覚えたかっ!」にたちまち通じる弱点がある、言葉になった時にはもう遅い
(だから彼の「遺恨」の具体的内容が今日でも分からないという)
こうして討ち入りとか真珠湾攻撃とかになる
日米貿易摩擦の時代、アメリカ側は「日本人は何を考えているか分からない、語ってくれない、
そしてある日、雪崩のように押し寄せてくる」と嘆いたそうだ
本音でとか腹芸とか腹を割ってとかとは、いかにも日本的で、言葉に拠らない状態からの切り替えのプロトコル
対してアメリカなど文化混在する社会では最初から社会的文脈度が低く、異質なもの同士が主張し議論しあい、
時には怒鳴り合うのが相互理解を深めるひとつの手段であり、それへの耐性が出来ているとも言われる
もちろん社会的文脈度の低い社会にもいろいろと問題があるらしいけれど
日本でも八海事件てのがあったなぁ
話し合いというのは相手に聞く耳があって成立するもの
訴える女性が萎縮するのを防ぐためと称して
無罪を言い渡されて冤罪が解けた男性が女性を訴え返すことを禁止しているので
女性側に失うものがないのを良いことに
最初から示談金目当てに痴漢行為をでっち上げるケースもある
あなたのほしい中国の利権を渡しますとはっきり言っても
何事もなかったようにお前には誤解を解く気はないのか、戦争したいのかといわれるケースもある
詐欺や建前作りのための上辺だけの話し合いで
誤解された側、弁面を求められた側がくそまじめに交渉の努力をするのは茶番であろう
詐欺でなくても、今の痴漢冤罪も誤解されたら自分は無実なんだから話せば分かってもらえると
警察におとなしく捕まったらその時点でアウトで、
可能なら捕まる前に全力で逃げろと弁護士がアドバイスする始末である
向こうだって勇気を出して訴えただけで公正な裁判が待っている、
相手も戦争はしたくないはずだと相手を勝手に自分と同じメンタリティ、
考えである前提に立つという意味で日本人は話し合いに向いていないのかもしれない
訴える女性が萎縮するのを防ぐためと称して
無罪を言い渡されて冤罪が解けた男性が女性を訴え返すことを禁止しているので
女性側に失うものがないのを良いことに
最初から示談金目当てに痴漢行為をでっち上げるケースもある
あなたのほしい中国の利権を渡しますとはっきり言っても
何事もなかったようにお前には誤解を解く気はないのか、戦争したいのかといわれるケースもある
詐欺や建前作りのための上辺だけの話し合いで
誤解された側、弁面を求められた側がくそまじめに交渉の努力をするのは茶番であろう
詐欺でなくても、今の痴漢冤罪も誤解されたら自分は無実なんだから話せば分かってもらえると
警察におとなしく捕まったらその時点でアウトで、
可能なら捕まる前に全力で逃げろと弁護士がアドバイスする始末である
向こうだって勇気を出して訴えただけで公正な裁判が待っている、
相手も戦争はしたくないはずだと相手を勝手に自分と同じメンタリティ、
考えである前提に立つという意味で日本人は話し合いに向いていないのかもしれない
痴漢冤罪だけ何であんなに狂ってるんだろうね
99.9%無罪だが、100%無罪とまではいえないだから有罪だの
しまいには痴漢をしていない証拠を出せと
司法の人間がよりにもよって悪魔の証明を求めたのには失笑した
99.9%無罪だが、100%無罪とまではいえないだから有罪だの
しまいには痴漢をしていない証拠を出せと
司法の人間がよりにもよって悪魔の証明を求めたのには失笑した
推定有罪、悪魔の証明よろ!が日本の司法であり、実は一般的な庶民感覚であり、
政治家や官僚、企業人の常識(ライバルの足を引っ張るには有利)
そう考えるしかないな、法律家が上から目線で空虚な法理論を押し付けて来た反動だろう
「人が殺されつつある場面に出会ったら、とにかく見て見ぬ振りして逃げよ、怪我人も同じ」
善きサマリア人の法に法律家たちが猛反対してるし、マスコミも問題にしない国だしね
航空機の中で急病人が出て、機長が医師に協力を呼びかけても、医学関係者は誰も名乗り出ない
もしも死亡した場合は業務上過失致死、傷害致死、最悪殺人などで告訴される
検察=裁判官「なぜその場でレントゲンを撮り、血液検査し、CTやMRIをしませんでしたか」
平気でこういうのが日本の裁判制度、航空機は総合病院かよw
「与えられた条件下でベストを尽くしたら免責」がサマリア人の法の精神だが、そんなものは認められない
事実、日本の空では医師らが名乗り出ない場合が大部分だそうだ
政治家や官僚、企業人の常識(ライバルの足を引っ張るには有利)
そう考えるしかないな、法律家が上から目線で空虚な法理論を押し付けて来た反動だろう
「人が殺されつつある場面に出会ったら、とにかく見て見ぬ振りして逃げよ、怪我人も同じ」
善きサマリア人の法に法律家たちが猛反対してるし、マスコミも問題にしない国だしね
航空機の中で急病人が出て、機長が医師に協力を呼びかけても、医学関係者は誰も名乗り出ない
もしも死亡した場合は業務上過失致死、傷害致死、最悪殺人などで告訴される
検察=裁判官「なぜその場でレントゲンを撮り、血液検査し、CTやMRIをしませんでしたか」
平気でこういうのが日本の裁判制度、航空機は総合病院かよw
「与えられた条件下でベストを尽くしたら免責」がサマリア人の法の精神だが、そんなものは認められない
事実、日本の空では医師らが名乗り出ない場合が大部分だそうだ
産婦人科が激減してるのもそのせいだものね
文字通り命懸けだった昔よりは医療技術の進歩で安全性が向上したとはいえ
体質などのデータがない状態ではリスクが大きいから事前検診を受けろと周知されてるのに無視しておいて飛び込み出産
それで産後の肥立ちが悪かったり子が死産だったりすると、訴えられ前科者にされ慰謝料も払わされるじゃやってられんよ
文字通り命懸けだった昔よりは医療技術の進歩で安全性が向上したとはいえ
体質などのデータがない状態ではリスクが大きいから事前検診を受けろと周知されてるのに無視しておいて飛び込み出産
それで産後の肥立ちが悪かったり子が死産だったりすると、訴えられ前科者にされ慰謝料も払わされるじゃやってられんよ
医者を神様か永琳様かと勘違いしてるんだろうね
母子健康で産めることもあれば帝王切開・早産・死産もあるし、未熟児がPICUで助けられることもあるし
その辺りのインフォームドコンセントは受けてるはずなんだけど
母子健康で産めることもあれば帝王切開・早産・死産もあるし、未熟児がPICUで助けられることもあるし
その辺りのインフォームドコンセントは受けてるはずなんだけど
さて、お賽銭も入れたし
とはいえ、法律関係者の全員がバカという訳じゃない
Wikiで「中野並助」で探ってくれれば参考になるかと思うが、
昭和の戦前から戦後にかけての名物検察官だった中野並助は、
無罪判決を出させてはならないとの言葉を残している
ただし、メンツや権威の為ではなくまったくその逆
著述「犯罪の通路」の概要を記すると以下、
「無罪という事は、警察や検察が捜査と検証を尽くしていなかった証拠」
たとえ無罪を勝ち取っても、被告人の人生はメチャクチャになる
無罪は司法の無能と怠慢を意味する恥ずべき失態だと心得ろとね
ちなみに神主級の吞ん兵衛で、ついたあだ名が中野呑み助
とはいえ、法律関係者の全員がバカという訳じゃない
Wikiで「中野並助」で探ってくれれば参考になるかと思うが、
昭和の戦前から戦後にかけての名物検察官だった中野並助は、
無罪判決を出させてはならないとの言葉を残している
ただし、メンツや権威の為ではなくまったくその逆
著述「犯罪の通路」の概要を記すると以下、
「無罪という事は、警察や検察が捜査と検証を尽くしていなかった証拠」
たとえ無罪を勝ち取っても、被告人の人生はメチャクチャになる
無罪は司法の無能と怠慢を意味する恥ずべき失態だと心得ろとね
ちなみに神主級の吞ん兵衛で、ついたあだ名が中野呑み助
そんな七面倒なことを考えずに事件をすぱっと解決する方法がありますよ!
その名も「落書起請」
みんなで投票して、みんなが犯人だと思うやつを犯人だということにする。
みんなの意思は神の意思だし問題ないよね!
村からちょっと外れて面倒なやつを消せるし。
というのが、日本中世〜近世の思想なのだよね。
犯人が誰かという真実よりも、犯人を排除して共同体を維持することに主眼が置かれる。
結局、「容疑者」=「犯人」になってしまってる現状も、そういうところに由来するんじゃないかなぁ。
その名も「落書起請」
みんなで投票して、みんなが犯人だと思うやつを犯人だということにする。
みんなの意思は神の意思だし問題ないよね!
村からちょっと外れて面倒なやつを消せるし。
というのが、日本中世〜近世の思想なのだよね。
犯人が誰かという真実よりも、犯人を排除して共同体を維持することに主眼が置かれる。
結局、「容疑者」=「犯人」になってしまってる現状も、そういうところに由来するんじゃないかなぁ。
>みなまで言うな、言わずとも分かる
そこを期待し過ぎちゃうとインパール作戦の指揮官方の
「自分も『この作戦もう無理』と思っていたが言い出せなかった
相手が察してくれると思ったのだが…」などということに…
そこを期待し過ぎちゃうとインパール作戦の指揮官方の
「自分も『この作戦もう無理』と思っていたが言い出せなかった
相手が察してくれると思ったのだが…」などということに…
この手の議論て日本の特殊性みたいなオチになるけど、
他の国はどうなんかね?
他の国はどうなんかね?
日本のみなまで言うな、言わずとも分かるの話でインパールが出てきて何故に気力精神力の話になるのか
とはいえ、法律関係者の全員がバカという訳じゃない
町が手途中で書き込んでしまったスマヌ
>とはいえ、法律関係者の全員がバカという訳じゃない
いやあんたそりゃあまりに傲慢な物言いだろう
せっかく庶民意識から歴史的経緯に至るご立派な御説をつらつら書き連ねたのに、
結局関係者がほとんどバカだからってんじゃ、
ああそういう人なのねで終わっちゃうよ。
>とはいえ、法律関係者の全員がバカという訳じゃない
いやあんたそりゃあまりに傲慢な物言いだろう
せっかく庶民意識から歴史的経緯に至るご立派な御説をつらつら書き連ねたのに、
結局関係者がほとんどバカだからってんじゃ、
ああそういう人なのねで終わっちゃうよ。
落書起請とか湯起請・鉄火起請による裁判は、共同体重視によるもの。
それは、中世自力救済の中で、共同体を守ることが自らの生存に直結する状況だったからだろうね。
近世権力は、そういう中世村落を解体せずに編成したから、そういう文化が生き残ったんだと思う。
このあたり全部、清水克行『日本神判史』の孫引き。これ面白いよ。
ただ日本特有じゃなくて、魔女裁判とか異端審問も、同様の事象とも取れるんじゃないかね。
>>44
以前もここで、『諏方大明神画詞』の完訳本だすって人がいた気がするけど、別の人かな。
本文・校閲・注釈とあるとかなり便利だね。解題あると完璧。
そこまでやろうとしたら輪読会やるレベルだけどね。
そういえば、どこかで京都諏方氏成立と絡んで、『諏方大明神画詞』成立について検討している論文を読んだ記憶が。どこだったかな。
それは、中世自力救済の中で、共同体を守ることが自らの生存に直結する状況だったからだろうね。
近世権力は、そういう中世村落を解体せずに編成したから、そういう文化が生き残ったんだと思う。
このあたり全部、清水克行『日本神判史』の孫引き。これ面白いよ。
ただ日本特有じゃなくて、魔女裁判とか異端審問も、同様の事象とも取れるんじゃないかね。
>>44
以前もここで、『諏方大明神画詞』の完訳本だすって人がいた気がするけど、別の人かな。
本文・校閲・注釈とあるとかなり便利だね。解題あると完璧。
そこまでやろうとしたら輪読会やるレベルだけどね。
そういえば、どこかで京都諏方氏成立と絡んで、『諏方大明神画詞』成立について検討している論文を読んだ記憶が。どこだったかな。
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